@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017754, author = {Maekado, Akira and 前門, 晃}, issue = {5}, journal = {沖縄地理}, note = {オークランド南部には第三紀堆積岩が広く分布し, 岩石と斜面傾斜との関係が明瞭な丘陵を形成している. 5地点で, 谷壁斜面の地形測量, 谷壁斜面の侵食プロセスの観察, 岩石中の割れ目の傾斜の測定, 斜面構成岩石の点載荷強度・シュミットハンマー反発値・一軸圧縮強度を測定した. その結果, つぎのことが明らかになった. (1)泥岩と泥質砂岩が緩頃斜の斜面を形成し, 石灰岩と砂岩が急傾斜の斜面を形成している. (2)緩頃斜の斜面をつくる泥岩・泥質砂岩は落石・地すべり・土壌葡行で,急傾斜の斜面をつくる石灰石・砂岩は転倒崩落で後退する. (3)谷壁斜面の傾斜と構成岩石のシュミットハンマー反発値, 点載荷強度との聞には, 緩傾斜の斜面をつくる泥岩・泥質砂岩ではこれらの強度が大きくなるにつれて斜面の傾斜が大きくなる傾向があるが, 60°以上の急傾斜の斜面ではこれらの強度が関係しない. (4)石灰岩・砂岩に発達する割れ目の傾斜と60°以上の傾斜をもっ谷壁斜面の傾斜とはよく一致する. これらのことから, 泥岩・泥質砂岩がつくる緩傾斜の斜面の形成にはそれらの岩石の強度が, 石灰岩・砂岩がつくる急傾斜の斜面の形成にはそれらの岩石中に発達する割れ目の傾斜が関係していると言えそうである.}, pages = {147--170}, title = {[Articles] Rock Controls on Hillslopes Made of the Oligocene Te Kuiti Group in South Auckland, New Zealand} }