@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017921, author = {Goya, Hideki and 呉屋, 英樹}, issue = {29}, journal = {言語文化研究紀要 : Scripsimus}, month = {Oct}, note = {定型表現(formulaic sequences)は自然なことばの使用の大部分を占めており(Foster, 2001), 第二言語学習者にとって第二言語の定型表現の習得は , 流暢性に関わる必要不可欠な知識である。特にいくつかの単語の組み合わせからなる表現 , いわゆる単語連鎖(lexical bundles もしくは n-grams)は , 学習者の習熟度によってその使用は異なり(Waldman & Laufer, 2013), 同じ定型表現であるコロケーションとも異なる発達の様相を示していて(Paquot & Granger, 2012), その発達には目標言語へ十分に触れる必要があるとされる(e.g., Boers& Lindstromberg, 2012)。本研究では , 英語のみで運営される日本の大学におけるライティングコースで , 日本人英語学習者(n= 26)が産出した英文エッセイに見られる単語連鎖の総語数や種類の変化について調査した。調査方法は,参加者が講義を受ける前と(第 3 週), 受けたあと(第 15 週)に産出したエッセイから構築された学習者コーパスを用いて , コーパス分析ツールの AntConc(Anthony, 2019)を使いサイズの異なる単語連鎖を抽出し, 高い習熟度のグループとそうでないグループの単語連鎖を受講前と受講後に分け , それぞれの値をいくつかのカイ二乗検定を用いて分析した。分析の結果 , 両グループとも英語による講義を 12 週間受講したところ短い単語連鎖の使用の割合が増加し , 長い単語連鎖の使用の割合が減少した。加えて , 習熟度の低いグループでは2語からなる単語連鎖の種類が増加したが , これは習熟度の高いグループには見られなかった。このことから , 学習言語を教授言語とする EFL 環境では , 定型表現能力の発達は習熟度によってその影響は異なることが示唆された。}, pages = {63--85}, title = {An Impact of L2 Exposures on Use of N-Grams in Academic Writing as Part of Phraseological Competent among College-Level Japanese EFL Learners}, year = {2021} }