@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017998, author = {長谷川, 裕 and Hasegawa, Yutaka}, journal = {高度教職実践専攻(教職大学院)紀要}, month = {Mar}, note = {本稿のテーマは,生活指導・集団づくりを中心に教育研究を行ってきた日本の著名な教育学者・竹内常一の理論の変遷を追い,その過程において,どのように「ケアの倫理」的な考え方に重要な位置づけが与えられるようになったかを検討することであり,それを通じて,教育という営みの中に「ケア」をどのように位置づけるべきかについて考察を深めたいと考えている。検討の結果,1980年代に竹内が用い始めた「権力的・暴力的なもの」─意識・身体・言動・関係性など人びとの日常世界に表れる,一方で社会の支配・権力が日常生活に浸透することで生み出され,他方で人間存在の根源的な性質に根ざして発生する,人びとの権力的・暴力的な傾向性─についての認識が深化する中で,それを統御するためにはケア的な働きかけ・関わりが何よりも必要であると考えこれを重要視するようになるという形で,竹内の教育論においてケアの倫理への焦点化がされるようになったことが明らかになった。}, pages = {33--56}, title = {教育におけるケアの位置(その2) ―竹内常一の教育論における「ケアの倫理」への焦点化過程の検討を通して―}, volume = {6}, year = {2022} }