@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02019410, author = {仲座, 栄三}, issue = {1}, note = {2つの慣性系の存在を仮定し,呼び名の上でそれらに違いを与えるために,その一方を静止系と呼び,他方を運動系と呼ぶ.このようなとき,古典的物理によれば,静止系に対して一定速度 v で遠ざかる運動系に向けて,静止系から一定速度 u で投じられた石の速度は,運動系から眺めれば,速度 u - v となって観測される.これと同様に,静止系に対して一定速度速度 v で遠ざかる運動系に向けて,静止系から放たれた光(伝播速度c)を運動系から眺めれば,その伝播速度は c - v となって観測されるはずである.しかし,実際には,静止系と同様に,運動系でもその光の伝播速度は c となって観測される.このことに関し,アインシュタインは「光速度不変の原理」を導入し,相対性理論を導いている.本論は,「光の速度不変の原理」を導入することなく,光の速度がそのように観測される事実の物理を説明している.}, pages = {77--80}, title = {相対論的時間と光の速さについて}, volume = {2} }