@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02019413, author = {仲座, 栄三}, issue = {1}, note = {日本物理学会が挙げる「物理学70 の不思議」の一つに,「なぜ時空は4 次元か」という問いがある.これは,ひとつにはアインシュタインの相対性理論において,時間と空間とは不可分であり,4 次元の時空が設定できるという定義に従っている.特殊相対性理論においても,空間と時間は不可分であり,4 次元の時空をなす.しかし,よく考えてみると,特殊相対性理論では,静止系と呼ぶ1つの慣性系では3 次元直交座標系で表される空間と時間とが独立して定義され,ローレンツ変換を通じて運動系の4 次元時空が決定される.しかし,相対性原理によって,一方の運動系を静止系と定義した上で議論を始めることも可能であるので,これは,先の4 次元の時空とするローレンツ変換からの帰結に背く.物理学においては,たった1つの反論をもって論駁が十分となる.本論は,そのことについて論じている.}, pages = {12--16}, title = {物理学70の不思議「なぜ時空は4次元か?」に答える}, volume = {3} }