@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02019422, author = {仲座, 栄三}, issue = {1}, note = {沖縄県宮古島(周辺の小島を含む)を取り巻く沿岸には,周長が数十mに達し,高さが10 mを超えるような巨大な津波石が散在している.特に,下地島や宮古島周辺に存在する津波石は,世界最大級の大きさの津波石と判断される.本研究は,これらの津波石が,1771年に発生した明和大津波によって生じたことを明らかにし,さらにそれらの分布状況から明和大津波の宮古島における挙動特性を推定している.それらの結果は,宮古島東平安名崎から南沿岸,そして西沿岸における津波の高さが30 mをゆうに超えていたと推定し,内陸部に3 kmほども津波石を運び浸水域を発生させたと推定している.また,今日から過去3000年ほどの間に,巨大津波の発生が数回あったと推定する従来の巨大津波7回以上発生説を明確に否定し,沖縄先島地方に発生した巨大津波は明和大津波のただの1回であると結論づけている.最後に,世界に類を見ない津波石群など津波痕跡及び古文書記録を重要文化財や世界遺産として登録すべきことを提案し,津波教訓を防災教育や観光に活かすことの発案を行っている.}, pages = {1--11}, title = {宮古島の巨大津波石の分布から読み解く明和大津波の唯一性とその挙動特性}, volume = {5} }