@phdthesis{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02019805, author = {東舟道, 裕亮}, note = {本研究は,セメントペースト(以後, ペーストと略す)とモルタルを対象にJIS R5201規定のフローコーンによるフロー試験結果と回転粘度計や球引き上げ試験で求めたレオロジ一定数の関係を検討し, より簡便なフロー試験によりレオロジ一定数の推定を可能にすること, さらに面流動コンクリートを対象として, 提案する骨材化モデル粘度式を用いてモルタルのレオロジ一定数やコンクリートの調合・材料物性などの情報から高流動コンクリートのレオロジ一定数を推定する手法を確立することを研究目的とする。ペーストを対象とする場合には, フロー試験結果とレオロジ一定数の関係について検討する足掛かりとして粘塑性有限要素法による流動解析を用いて様々な入力値(降伏値,塑性粘度,密度)におけるパラメトリック解析を行い, その結果から入力値と関係性が高い影響要因について相関分析による分析を行った。その後, ペースト試料を用いてフロー試験と回転粘度計を用いたレオロジ一試験を行い, その測定結果から, 関係性の高かった影響要因を確認し, ペーストのレオロジ一定数推定式を提案した。この提案式の有効性を検証するためMPS法による3次元流動解析を行い, 実測のフロー試験結果と比較を行った。その結果, ペーストにおいては提案式による推定値を用いたMPS解析にて実測のフロー試験結果の再現が確認できた。モルタルについては, ペーストと同様のフロー試験を行い, 球引き上げ試験で得られたレオロジ一定数とフロー特性(フロー値と150mmフロー到達時間)との関係よりレオロジ一定数推定式を提案した。この提案式の有効性についてもペーストと同様にMPS法による3次元流動解析によって確認している。高流動コンクリートについては, コンクリートの見かけの粘度式に, 流動に寄与しないモルタルを骨材とみなして扱う「骨材化モデル」を提案し, それを考慮した見かけの粘度式(骨材化モデル粘度式)による検討を行った。ここでは, 見かけの粘度式の未知数のうち形状係数Bについては骨材にモルタルが付着した状態を球状として仮定し, B=2. 5 で固定としにもう一つの未知数の骨材化係数aは, モルタル試料のモルタルフロ一試験とコンクリート試料のスランプフロー試験より得られるレオロジ一定数と機械学習(Random forest)を用いて決定した。なお,機械学習では説明変数をコンクリートの使用材料や調合およびモルタルのレオロジ一定数などの23項目としtc.c機械学習で得られたaをコンクリートの骨材化モデル粘度式に代入することで, 高流動コンクリートのレオロジ一定数を推定し, スランプフロー試験による推定値と比較検討を行った。また,説明変数の削減による推定精度の検証も併せて行った。その結果, 概ね良い精度で推定することができ, 提案する骨材化モデル粘度式による高流動コンクリートのレオロジ一定数の推定法の有効性が確認された。}, school = {琉球大学}, title = {セメントペーストとモルタルおよび高流動コンクリートのレオロジ一定数の推定法に関する研究} }