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アイテム
「文化化」のプロセスから捉える「しまくとぅば」の継承 -ニュースピーカーのライフストーリー研究から-
http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002020389
http://hdl.handle.net/20.500.12000/000202038931e3729b-5bf3-4d1e-88dd-8b2305ad3cfd
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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jinken61review.pdf (1.2 MB)
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jinken61abstract.pdf (151 KB)
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Item type | 琉球大学リポジトリ登録用アイテムタイプ(1) | |||||||
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公開日 | 2024-06-25 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 「文化化」のプロセスから捉える「しまくとぅば」の継承 -ニュースピーカーのライフストーリー研究から- | |||||||
言語 | ja | |||||||
作成者 |
宮城, 朋世
× 宮城, 朋世
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アクセス権 | ||||||||
アクセス権 | open access | |||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 本研究は、「先住民の方法論」(indigenousmethodologies)の視点に立ち、「しまくとぅば」ニュースピーカーの継承プロセスを「文化化」(enculturation)の視点から考察し、「しまくとぅば」を再生する意義を社会的機能の側面から捉え直すものである。「文化化」は、歴史的に抑圧された経験を持つ先住民コミュニティにおいて自身のルーツの文化的要素とつながり、そこに意義を見出していく脱植民地化のプロセスの一つとされる。本研究では「文化化」のプロセスが「しまくとぅば」継承の文脈においてどのように見られるのかをライフストーリーとして記述し、さらに、それぞれの語りをSCAT(StepsforCodingandTheorization)を用いて分析することで、「文化化」を軸にした「しまくとぅば」の継承プロセスとその機能を概念的に捉えることを目指した。また、その分析結果をもとに、今後「しまくとぅば」の継承アプローチとして重要と考えられる視点を考察した。研究の結果「文化化」のプロセスから「しまくとぅば」の継承を捉えると、ニュースピーカーには主に三つの社会的機能があると考えられた。一つは、自分らしさの獲得といったような、エンパワーメントの側面であり、二つ目は家族や身近な話者とのつながりの充実であった。そして三つ目は沖縄に対する関心の高まりと社会参画意識の高揚であった。そして分析の結果、ニュースピーカーの「しまくとぅば」継承の軸となっている要素は「沖縄」という集団的アイデンティティに対する思いよりも、極めて個人的な経験であると考えられた。したがって、ニュースピーカーの継承プロセスとして最も重要なことは身近な話者と「しまくとぅば」を介したつながりをもつことであり、世代間のつながりの中に「しまくとぅば」が意味づけされることが重要であると結論づけた。また、身近に話者がいなくなることが想定される将来的には、本研究で提示したような社会的機能に価値を見出すことが必要になると考察した。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 琉球大学 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | University of the Ryukyus | |||||||
言語 | en | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||||
出版タイプ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
学位授与番号 | ||||||||
学位授与番号 | 甲第61号 | |||||||
学位名 | ||||||||
言語 | ja | |||||||
学位名 | 博士(学術) | |||||||
学位授与年月日 | ||||||||
学位授与年月日 | 2024-03-19 | |||||||
学位授与機関 |